シニアにも優しい「アンビエント」でリラックス

アンビエントはボ~ッと聞き流す

みなさんはどんなジャンルの音楽が好きですか。
私は歳を重ね加齢するにつれ、気ぜわしいテンポの音楽から遠のいて、最近は緩い音楽を聴いています。
その中でもゆったりとリラックスすることができるでアンビエントを聴いていますが、何かを考えたりするときに邪魔をしない音楽で、こうしてる今も聴いています。
本を読んだり文章を書いたりすることの多い方にはおすすめできる音楽だと思い、ここで取り上げてシニアの皆さんにも知ってほしい、そしてゆるりとした時間を過ごしてほしいと思いました。
そこで、今日はアンビエントというジャンルの音楽をご紹介します。


アンビエントというとどんな音楽なのか調べてみました。

アンビエントミュージック (ambient music) とは
 環境音楽。 作曲家や演奏者の意図を主張したり、聴くことを強制したりせず、その場に漂う空気のように存在し、それを耳にした人の気持ちを開放的にすることを目的にしているシンプルで静かなメロディーを繰り返す場合が多く、画廊のようなスペースでビデオアートと組み合わせて用いられることもある。

コトバンク

ということでした。具体的にはどんな音楽なのでしょうか。
下の動画をクリックして聞いてみてください。

アンビエントで有名なブライアン・イーノの曲です

とても気持ちが落ち着いて、何かをしているときも邪魔しない。
ゆったりと心地いい音楽。これがアンビエントなのです。

アンビエントアルバムを聴く

細野晴臣「N.D.E」

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すでに廃盤になっているYMOのメンバーの細野晴臣のアルバム.「N.D.E」。これもアンビエントアルバムの一つと言われています。
細野晴臣氏はYMOを散会したあとになりますが、アンビエントにとてもハマっていて、彼のその時期のアルバムはどこかしこにアンビエントの要素を見つけることができて、大変興味深いです。
前から聞きたかったのですが廃盤で手に入りにくく、ようやっと手に入れることができてつい聴くことができました。
細野晴臣氏のファンはマニアックな方が多いため、一部ではプレミアがついているようです。

アルバム名のN.D.Eは、Near Death Experienceで臨死体験という意味です。臨死体験というのは怖い反面、ファンタジーの世界のようにも感じますね
ゴウ・ホトダ、ビル・ラズウェル、寺田康彦との共作となっています。
とくに同じベーシスト、ビル・ラズウェル氏のカラーが濃いように感じるアルバムでした。

まず、一曲N.D.Eから聞いてみてください。

このアルバムのレビューを読むと、YMOが散会して再結成したあとに出したテクノドンと同じというような感想が多いのです。再結成してテクノドンというアルバムを出した時期はちょうど細野氏がアンビエントにハマっていた時期と重なるので、ここにも彼の影響が色濃く出ているようです。
しかし、細野氏だけで作られたN.D.Eより、YMOのほかの二人の影響も受けているのでテクノドンのほうがポップという印象があるのです。

YMOのテクノドンから一曲聴いてみてください

N.D.Eのアルバムの帯には「ワイルドアンビエント」と書いてあるけれど、ブライアン・イーノのアンビエントよりはリズムを重視しています。

同じフレーズを何度もリピートして淡々としています。でも音に動的な展開があまりなく、つまりはポップじゃないのです。

だから聴く人によっては退屈なアルバムかもしれません。

私はこういう音が好きなので何かしながら、或いは何もせずにボーッとしながら聴きたくなります。


ボーッとしながら聴いてると、リズムが鳴っていて気持ちいいけどやっぱり、リズムという概念を感じさせないアンビエントミュージックだと感じるのです。

アンビエントというと、耳で知っていても、言葉で説明しようとすると大変難しいものです。
もともとの基本は、エリック・サティの「家具の音楽」という考え方で、

「BGMとしての音楽であり聴き込むための音楽ではない。そこに存在するけれどそれはまるで部屋に置かれた家具のように邪魔をしない」

という方向性なのです。
音楽というと、古典ならば…例えばベートーベンの楽曲中に一定のストーリー(喜びや悲しみや怒り等)が存在するけれど、 サティの音楽からはストーリーが排除されています。
「家具の音楽」という在り方は、その後ブライアン・イーノも環境音楽として作り始めます。
イーノの環境音楽もストーリーが排除されていて、その場を居心地よく過ごすための「空気としての音楽」という意味付けで、 空港のための音楽や映画のための音楽といったアルバムが作成されました。

一歩踏み込んで聞き込んだり聞くうちに何か意味をもったり聞くことによって何かが芽生えるような要素はアンビエントにはありません。

N.D.Eというアルバムにも、その考え方はあてはまります。

多くの音楽に、色んな意味を持たせるアーティストや聴き手はたくさんいるけれど、アンビエントにはそういった意味を持たせずに、ただ癒してもらうだけでもいいのではないかと思うのです。

YMOのような思想を持つ音楽と正反対のアンビエントではあるけれど、 テクノドンはアンビエントでありながら思想を抱いていたと感じるのです。
それは形態的にはアンビエントの姿を借りているけれど、そういう意味ではテクノドンはやはりポップだと言わざるを得ないのです。
逆にN.D.Eにはポップに近いけれど、やはりアンビエントであると感じます。

N.D.E.とテクノドンは同じ音だという評価をアチコチでみて感じた違和感は、 この二つの異なる性格を自分が感じていたためかもしれません。

と、不思議な気持ちを書いたりしつつ、今日はこれにて。

N.D.E.、細野さんの中期アンビエントの中では大好きなアルバムです。
細野氏のオムニサイト・シーイングというアルバムもアンビエントでよいのだけど、そこには作者の意図があるようい感じられます。N.D.E.のほうが何も考えなくていいかもしれませんね。

最後に細野氏のN.D.Eから一曲紹介して終わりにしたいと思います。

興味を持たれた方は、こちらからN.D.Eを全曲聴けますので、聞いてみてくださいね。

Haruomi Hosono [細野晴臣] – N. D. E (Full Album)

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