おとなの音楽 #1 アン・サリー「Daydream」

気ぜわしい毎日につかれて、ふと落ち着いて聞ける曲が聞きたくなります。何か聞きたい音楽はあるけれど、今流行している曲はあまりしっくりこない…
そんなとき高齢の方でも安心して手を伸ばせる、いわば大人であるシニアでも聴いて落ち着くアルバムを紹介するシリーズです。

アン・サリー「Daydream」を聴く

今回ご紹介するのはAnn Sallyです。
Ann Sallyは在日三世で現役の内科医で二児のお母さんでもあるというちょっと珍しい経歴のアーティストです。

英語の発音もなかなか綺麗だし声も透明で聞いていると癒されます。

彼女は最初はジョニ・ミッチェルやジャニス・イアンなどのカヴァーを歌っていましたが、その後 蘇州夜曲」など古典的な歌謡曲や細野晴臣、吉田美奈子等、邦楽カヴァーにも挑戦し ました。このアルバムはその邦楽を歌い始めたころのアルバムです。

このアルバムAnn Sallyは様々なジャンルに挑戦していますが、最後に聴き終わったときに、Ann sallyというジャンルを聴いたとしかいえない、不思議な余韻に包まれます。

1曲目のDisney girls。これはザ・ビーチボーイズのカヴァーです。


独特の浮遊感と郷愁感があり、聴いていると懐かしい色んな思い出がよみがえりそうです。

アン・サリーのアルバムでは高田渡の息子、高田漣のスチールギターが独特の浮遊感を感じさせます。

ブラジリアンボッサの空気が気持ちいい「Misty Roses」。

日本語の詞が優しい「三時の子守唄」。これは細野晴臣氏の曲のカヴァーですね。

午前3時の子守歌と歌詞にあるので、真夜中の3時を指しているのでしょうが、なぜか明るく穏やかなお昼寝の時間をイメージさせてくれます。

讃美歌のようにシンプルでまっすぐな「Do you know my Jesus」

アン・サリー版の動画がないので、こちらをどうぞ。

私がすっかり参ってしまったのは次の「こころ」という曲です。

私のこころは湖水です
どうぞ漕いでおいでなさい
貴方の白い影を抱き
玉と砕けて 船べりへ散りましょう

私のこころは灯火です
あの扉を閉めてください
あなたの衣の裾に震えて
心静かに燃え尽きてあげましょう

私の心は旅人です
あなたは笛をお吹きなさい
月の下に耳傾けて
こころ愉しく夜を明かしましょう

私の心は落ち葉です
しばしお庭にとどめてください
やがて風吹けばさすらい人
またもやあなたを離れましょう

ジョイサウンド

歌い始めの「私のこころは湖水です」という表現に驚きました。
この歌の「わたし」は「あなた」に与えているけれど求めていないのです。
そういう無償の気持ちで誰かを大切に思えるだろうかと考えさせてくれる歌詞になっています。

さいごに

いろんな曲をさまよいすぎて耳が疲れたときなどに是非是非お薦めしたい一枚です。
流行に流されないいつまでも聞くことのできるお付き合いの長いアルバムになると思いますので、見かけたら手に取ってみてください。

Ann Sally / Day Dream 商品ページはこちら

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です