シルバーとシニアはどう違うのか?

シニア層が増え高齢化が進んでいるといわれる日本ですが、
食生活や医療の向上によって 高齢といっても以前のような
「老人」や「高齢者」という弱弱しいイメージより
体力も精神力も若い方たちが増えています。

高齢者をいいあらわす言葉に「シルバー」と「シニア」がありますが、
この二つの呼び名はどういった違いがあるのでしょうか。


シルバーとシニアは英語ではどう違う?

「シニア」について調べてみましたがこれも「Senior」という英語で
ラテン語の「senex(歳をとった)」が源流となっています

「Senior」には、
年上・年長者・先輩・先任者・古参・上役・上級生などの意味があり、
敬う立場の人に対して使われる言葉のようです。

一方シルバーというのは英語の「Silver」が語源で、
そこには「銀」という意味しかありません。

どうやら高齢者という意味でつかわれているのは日本だけのようです。

「シルバーシート」や「シルバー人材」などと使われていますが、

もともとを調べていくと高齢者の優先席の「シルバーシート」とが出来た時に
「高齢者=シルバー」という考え方が広まったようです

それではなぜ優先席が「シルバーシート」なのかというと、

シルバーシートの座席

1973年に当時の国鉄が高齢者の優先席を作ろうとしたときに、 他の座席と区別するためにシートの色を変えることに決めたのですが、 そのとき新幹線用のシルバーグレー色の布地が在庫にあり それを利用したために「シルバーシート」と呼ばれるようになったそうです。

高齢者をシルバーと呼ぶようになったのは、髪の毛の色のことではなく、

国鉄のそのときあったシート生地の色の名前のためだったのですね。

外国で「シルバー」といっても高齢者のことだと考えるはずがありませんね。


シルバーとシニアの違いは年齢にある?

シルバーとシニアという言葉には、決まった年齢の定義がありません。

使い分けが必要なのかどうか迷うところはこの曖昧さにあるようです。

そこで調査をしたところ、ある企業で面白い調査をしていたことがわかりましが。

過去30年にわたって首都圏の60歳から74歳の男女に対して行われたある企業の調査で、

「高齢者」「老人」「シルバー」「お年寄り」「シニア」は何歳だと感じるか

という質問をして回答をしてもらったというものがあるのです。

尋ねた質問の回答を齢が高く感じる順番に下記にかいてみます。

1.老人
2.お年寄り
3.高齢者
4.シルバー
5.シニア

みなさんの想像と合っていましたでしょうか?

更に詳しく質問をしたところ、
シニアとシルバーは60代後半、高齢者とお年寄りは70代前半、
老人は70代後半をイメージさせるという結果になりました。

一括りに「高齢者」といっては、相手に失礼な場合もあるかもしれませんね。

言葉の持つイメージは曖昧でありながらも、
感覚的にとらえられることが少なくありません

シニアとシルバーには、決定的な違いはないとわかってきました。

ただ、シルバーという呼び名は日本独特なものなので、
海外では通用しないのは確かなようです。

そして、現時点ではシニアとシルバーは65~70歳を表す言葉のようですが
年金の受給開始年齢が変わり就労年齢も変わってきたように、

時代によってまた変わっていくものだと思うのです。

その時代の空気を読み、使いこなさなければなりませんね。

言葉は人間とともに常に生きているということを感じた調査でした。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です