「助けてください」といえたとき、人は自立している

自立している人とは

タイトルの
『「助けてください」と言えたとき 人は自立している』
という言葉は東京大学教授の安冨歩さんの言葉です。

一人で強く生きていくことが自立ではない、という趣旨の言葉なのですが、年齢を重ねるにつれ、人に頼まなければ出来ないことが世の中には沢山あるということに気が付きます。

そのとき素直に「助けてください」と言える人は何人いることでしょう。

ところで自立というとどんな人を思い浮かべますか?

・ 自分の軸、価値観を持っている
・ 自分で自分を満たせる
・ 自己責任の意識がある
・ 問題解決能力がある

上のようなことがイメージできるのではないでしょうか。自立という言葉からは「助けて」という言葉はあまり結びつきませんね。

一人で誰にも頼らずに強く生きようとする自立した人ほど、「助けてください」とお願いするということは、とても恥ずかしいことなのではないでしょうか。

「助けて」ということは、「これは自分では無理」ということを自分自身に、さらには他人に認識されることでもあり、人によってはとても口にだすのに勇気のいることだと思います。そして言った相手が意地悪で助けてもらえなかったら、そのときの見放されたというような感情を味わいたくないという恐怖感もあります。

しかし、本当に自立した人というのは、「問題解決」のときに一人でやりきってしまうのではなく、
・できない部分は仲間から力を借りる
・ わからないことは専門家から教えてもらう
・ 時には謝る
などなど、自分が起点になって自らが周りに働きかけることにより、課題を乗り越えていける人なのです。

決して頑張って一人で乗り越えようとせずに、人の力を借りても問題解決していけるのが本当の自立です。

「助けて」は感謝の循環

では助けを求められて、実際に助けてくれた人はどう思っているのでしょう?

「大変だけど人を助けるという立派なことができて嬉しい」

そう思っているはずです。

また、「今回は助けてもらったから次は何かあったらこの人に助けを求められる」とも考えるでしょう。

つまり、人に助けを求めることで人に助けられて、さらには人から助けを求められるようになり、自分も誰かを助けることができるという良い行為の循環となるのです。

それは「助けてください」とあなたから言わないと、誰もあなたを助けることも頼ることもできないということです。

それでは自立どころか場合によってはどんどん孤立してしまいます。

また、安冨教授はこうも言っています。

自立とは、多くの人に依存することである

真に自立した人というのは、何らかの課題を乗り越えるために人の力を借りたり自分の力を貸したりすることを、気持ちよくできる人のことです。また、依存したからといって自分を失うこともありません。

年齢を重ねると、「助けてください」ということに憶病になったり一人で解決することにこだわってしまうこともありますが、これを読んだ皆さんは勇気を出して、

「助けてください」

と周りにいってみてくださいね。

一人で考えるより、もっと幅広いアイディアや知識を得ることができます。

そして相手も「人の役に立つ」という素晴らしい行為ができて嬉しく思ってくれますよ。

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